月季花

「運命の出会い」
何も無い日々でも、家族で過ごす時間が大切だった。
あの頃のあたしは幼くて、この生活がずっと続いていくと思ってた。
――そう。彼に会うまでは……

すべての始まりはあの日。

彼と並んで見た流星群。

「家族みんながいつまでも幸せに暮らせますように」
「梨世と奏多とずっと仲良くいられますように」

流れ星にかけた三つの願い。
最後のひとつは――

「――またいつか、彼と会えますように」

名前も知らない彼。
流れ星の中で見つめた綺麗な横顔が、目に焼きついて。

「なんてお願いしたの?」
「秘密だ。 今言ったら叶わないかもしれないだろ?」

流れる星に、彼はどんな願い事をしたのだろう。

更新分54頁まで拝読しました。
百年に一度の流星群。
星の中で、運命的な出会い……

物語はまだ始まっていません。
登場人物の関係がこれからどのように動いていくのか。二人はどんな形で再開して、どんな形で恋に落ちるのでしょう。

百年に一度の夜空に導かれ、出会った二人。
悲劇の気配漂う表紙の文章が気になりますね。

更新がんばってください♪