ZAK

荒削りだが、魅力ある作品
とある廃墟になった民宿にあるという「開かずの間」。
その取材に後輩を送り出すところから、この物語りは始まる。
そう、恐怖の物語が。

かなり細部まで考え込まれたストーリーです。
大量の伏線をばら撒き、一部未回収で終わっています。
あとがきでも作者様が仰っている通り、この未回収の伏線は、続編で拾われることになるのでしょう。

ベースはホラーですが、アクションやファンタジーもやや織り交ぜた感じに仕上がっています。
一部ネットスラングも混じっています。
色んな人を対象に書き上げたことが伺えます。

この物語は、かなり大きな風呂敷を広げています。
果たして、この風呂敷をどう畳むのか。
今後に期待です。