愛由理
中々の力作。
幼なじみ四人の四角関係。
お互い想う相手と想われる相手が違い、切ないお話。
とても読みやすいです。
スペースの開け方が適度で、次のページに進む意欲を駆り立てます。
葉月目線(違ったらごめんなさい)で物語が動いており、彼女の気持ちがとても分かりやすかったです。
文章力も安定していたと思います。
改善点としては、まずキャラクターの個性が薄いです。
瑠璃は、人気者という設定の様ですが、その面影を全く感じませんし、男性キャラの葵と雪兎は正直あまり区別が付きません。
次に、葉月目線の語り口のみで物語が進行しているということ。
私としては三人称に切り替えて、四人それぞれの気持ちを巧みに描いてほしいなという気がします。
その他のキャラクターの気持ちが余り分からないので、そこが惜しく思いました。
しかし、切ない雰囲気に目を離すことができないお話でした。
とても短時間で読めて、その上に面白いです。
これからの展開で評価も変わってくると思います。
更新頑張って下さい。
生意気なレビュー申し訳ありませんでした。