霧桐朔耶

甘いんだけど、初々しい
甘いシーンなどもあるのですが、聖歌の心情などから初々しい感じが伝わってきて、きゅんきゅんしながら読める作品でした。

“恋愛ゲーム”という設定が面白く、表紙を見てどんな内容なんだろうか?とワクワクしながら読み始めました。聖歌と知優のやりとりが面白くて、聖歌の反応も可愛らしくて、公園でのシーンはニヤニヤしながら読んでいました。

描写も足りない事はなく、丁度いい感じで読みやすかったです。

ただ気になったのは展開が早い事。“恋愛ゲーム”という設定がとても民力的で面白そうなのにも関わらず、そのゲームの中身がなくていまいちゲームの魅力が出しきれてない様に感じました。表紙から見ると“恋愛ゲーム”が主の様な気がするのに、ゲームが始まってすぐに知優の過去の話へと向かっていってしまっています。もっと“恋愛ゲーム”を交えた2人のやりとりなどがあったうえで少しずつ知優についての謎が見えてきて、そこから知優の過去へという展開の進め方の方がより一層面白いのではないかと感じました。

設定はとても面白いので、あとはそれをどれだけ生かせるかだと思います。

これからも更新、頑張ってください。