きたみ まゆ

切なさの先に
忘れられない幼くて純粋な恋と
今手の中にある暖かく穏やかな時間と


その間で揺れる女の気持ち。



切ない展開に読み進めると
いい意味で予想を裏切られました。

記憶の中の恋愛は
時間とともに美化されていくけど
なにより大切なものは
記憶の中の遥くんではなく
いつもそばにいてくれた暖かい存在。

リアルな葛藤に女の子ならだれもが共感してしまうはず。


切なさの先に暖かい未来が見えるような
素敵な作品でした。