斗真 柊
携帯小説の書き方講座は数あれど……
まず一貫した語り口で完結されていることに好感を抱きました。
小説を執筆する上で初心者が躓きやすい点、見落としがちな盲点、レビューの書き方や在り方まで、独自の視点を丁寧に論じています。具体的なトレーニングを教える実用書というより、複数の視点を持つことで小説の質を向上させるテクニックを伝えていると見るべきでしょうか。
これから小説を書いてみたい人、執筆が進まない人、ランキングに一喜一憂してしまう人、書籍化を目指す人たちは是非、目を通してほしい作品です。
私も思い当たる節があって胸をグサリとやられました。自分の執筆傾向を見直すチャンスだと思って、一度目を通してみてください。成長する人ほど、ひとつひとつの言葉が胸に響くはずですから。