川瀬リノ

出会いは突発的で
恋愛なんて、興味なかった。

――そんなあたしに告白してきたのは、
――こんなあたしを好きになってくれたのは、
――どうしようもないあたしを惚れさせたのは、

……紛れもない、君でした。

「受け取ってください!!」
「……今日別に誕生日じゃないんだけど」

突然渡されたチョコレート。
確かに今日はバレンタインだけど、だけど。

「いい? あたしは女!! あんたは男!! 普通バレンタインって男がチョコもらう立場でしょーが!!」

そういうことだ。
あたし、橘 由良は正真正銘女。

プロローグから惹かれて、とても素敵な作品だと思いました。

少し冷たい印象の由良と海が早くくっつかないかなー、とか。歯がゆい思いでずっと見ていました。かわいいです。

これなら、逆チョコもありかな、なんて思ったりして、新しいことに気づかされたような気がします。

素敵な作品をありがとうございました。