桜井佑美

あたたかくなる
屋上で知り合った二人。フェンスの上に座り空を見上げるのが好きな主人公と、危ないと勘違いして声をかける彼。

そこから二人の物語は始まります。


だんだんと恋心が動く様がとても丁寧で分かりやすかったです。描写も綺麗に描かれていて素敵でした。


でも少し淡々としすぎていて、若干の物足りなさを感じました。

だけど最後の手紙のシーンで一言が一言じゃないとふと笑うシーンは好きでした。


純粋であたたかくなる小説です。