鳴神 ハルコ

聖なる夜の、ちょっとした奇跡
短い頁数の中で
しっかりと終わりまで作品が続く、
感じの良いお話でした。


クリスマスという特別な日に
群司さんという、彼女の昔の想い人を忘れられずに過ごしている迪ちゃん。

そんな彼女の前に、奇跡が起きる。


その奇跡は偶然過ぎる小さなものからだったけれど、切欠はどうであれ、それはやがて彼女にとってかけがえのないものになったのですね。


個人的に少し在り得ない雰囲気のお話が好きなのもあって、優しいクリスマスのお話だなあと感じました。


幸咲さんの
少し頼りない感じ、容姿、優しさ
こういったものが
物語の中での二人の想いを強調していて

尚更良いと思いました。


ここでもし彼が
俺様だったりしたら、
また違ったお話になっていたと思います。

少し警戒心に欠けている
優しい彼だからこそ、
彼女を救ってあげられたのだろうなあ

と。


優しい気持ちになりました。


読む側がしっかりと
情景も思い浮かべられる、
素敵な作品です。

ありがとうございました!
これからも頑張って下さい*^^*