三村 文月
“枠”を越えた
アイドルに、イケメンに、平凡女子高生?
また、そのネタかよ~。
……なんて、断じて馬鹿にしてはならないッ!!
平凡な女子高生がトントン拍子にアイドルとお近づきになっていくという
これは、ただの単調なシンデレラストーリーではないッ!!
枠を…
そう、この作品は“ありがち”という枠を越えてしまっているのです。
タイトル名や、言葉の表現力にでも
作者さまの、キラリと光るセンスは隠しきれません。
また、なんと巧みなストーリーの進め方なんでしょうか。
作者さまは…策士です。
私たち読者を、この上なく焦らしているのです!
手のひらの上で、転がされているような気がしてなりません。
有無を言わさず、どんどん心の中へと浸透していくこの物語。
続きが気になっているのは、きっと私だけではないはずです。
『Us』って、何だよソレ。
なんて疑問に思っている、あなた。
試しに、最初の30ページぐらい読んでみなさい。
その頃にはもう、作者さまの罠に陥って
きっと、脱出できなくなっていることでしょう!