つばめ
もどかしい
完結するまで甘さのない、酸っぱくて苦い物語。とても切なかったです。
強そうで弱い主人公の心情、行動には共感できる部分とできない部分とありましたが、すごく引き込まれました。
今にも壊れそうな、決して強くないメイン四人の心、想い。心理描写がとてもしっかりしていて自然と物語の中に入り、"次へ"を押すボタンが止まりませんでした。文章もとても読みやすかったです。
また、仲が悪いわけではなく挨拶したり雑談するクラスメート。友達のようで友達でない…そんな人間関係に"寂しい""仲が良い一人がいればいい"と感じる主人公の心情にはとても共感しました。
とても素敵な作品を、ありがとうございました。