葉月結花

恋も嘘も友情も音楽も、
ピアノの繊細な音が響く部屋の中にいるみたいに温かく、心地よさに酔うような感覚に揺られながら読み終えました。
小さな謎が幾つも散りばめられていてモヤモヤしながら進みましたが、一気に全てが繋がる瞬間は何にも代えがたく気持ちが良い。恋も嘘も友情も音楽も、改めて全部愛おしく思えるような作品でした。私自身音楽から離れてしまったばかりですが、こんなの、また触れたくなる。