しゅんか

切なく暖かく不器用、そしてとっても素敵なお話。
誰しもがそれぞれに持っている心の中の大切な場所に、じんわりと染み込んでくるようなお話でした。

読み終えた今、切なくも暖かい想いや願いの余韻が消えず、不器用な登場人物たちを愛おしく感じます。

指先から溢れる、愛を伝えるこの声を内を流れている時間、その全てが大好きです。

表現や心情の描かれ方がとても丁寧で素敵で美しくて、忘れられない言葉、自分がこの先を生きていく上で覚えておきたい言葉、大切に守っておきたい言葉がたくさんありました。

素晴らしいお話をありがとうございました。