葉月結花

優しくて、苦しい。
夏瀬さんの作品は、どれを読んでも心の底にすっと沈んで滲んで、自然と涙がこみ上げてくるのはどうしてなんだろう。綺麗だとかそんな簡単な言葉では片付かないのに、わたしには上手く表現できなくて悔しい。最初から最後まで、ぼんやりと、まるで幻を見ているみたいで、でもきっと人間らしくて、だからこんなにも苦しいのだと思います。絶対にまた、何度も読みます。