ナカミ
タラシの男が向かう先には……
容姿端麗、頭脳明晰、家柄良しの小児科医、柴田雅人。
中学時代から15年以上に渡っての初恋に敗れ、彼はタラシの道を突き進んでいました。
けれど、そんな彼の前に現れた、足の綺麗な由香里。
タラシは嫌いという彼女に、殴られた彼は恋に落ち、そして……
長い間、初恋の女を忘れられずに遊んでいて本気になる事が出来なかった男の純情で不器用な恋。
ようやくその恋が実ったかと思えば、その初恋の元カノも交えての修羅場。
そのあたりの展開にゾクゾクしました。
友人達の力もあり、その試練を乗り越えて絆を強める二人の姿……
二人を取り巻く相川さんや岡本さんも、とてもカッコ良くて、大人の魅力が溢れてました。
でも、ちょっとヘタレで優しい雅人が個人的には一番好きです。
登場人物がとても生き生きとして魅力的なお話。
「抱きしめられたら……すり抜けろ!」という小説の続編になりますが、この小説だけでも十分楽しめます。
雅人の甘い言葉は、それだけで腰にキます。(笑)
ちょっとヘタレた彼の愛に、酔って下さい。
おススメです!