聖凪砂

ところどころでちりばめられた言葉が胸を打つ
ストーリー性はそれほど難しいというわけではない。どちらかというと、読みやすいストーリーだし、王道のラブストーリーなのだけど、主人公が悩み、周りの言葉や彼の言葉の中に、とても深いものがあり、考えさせられる。
彼女が悩んでいる中でも、信じなければいけない。それと同時に不安にもなる。だけど、その不安の元となっていることがすべて悪いのかというとそうではない。
いろいろな矛盾の中で信じるということがどういうことなのか、とても深く考えさせられました。