エル

音楽のような物語
物語の要所要所に、ピアノが出てくるのですが、弾くシーンでは本当に音が聴こえてくるようで。

主人公の亮が、大人なのに思春期の少年のような純粋さで、純に恋をする。
その恋いが甘酸っぱいやらじれったいやら。
とにかくもどかしい!

二人を取りまく人物たちの想いもからまり、展開にドキドキ。
先が気になってしょうがないのです。

はじめは弾むように軽やかに、
そして次第にドラマチックに盛り上がり、

全体的にはしっとりとした雨のような、ひとつの曲のような物語でした。

おすすめです!