個性のあるラブコメディー
個性的なキャラクターの仲良し(?)四人組の中で繰り広げられる、片想いﾗﾌﾞｺﾒﾃﾞｨｰ。読みやすく、人物の心理も掴みやすいので、素直で可愛いらしい主人公には大変共感できます。親友ｶｯﾌﾟﾙの二人が、物語のｽﾊﾟｲｽになっていますね。
最後まで、一樹の気持ちや主人公の告白の行方が曖昧な点も、個人的には好きです。

素直に感じた事を述べさせて頂きます。
・ちょっと表現の分かりにくい部分がありました。P21のﾃｰﾌﾞﾙをはさんで私の真ん中の席(場景が浮かびません)P26～の学食の場面(同日なのか翌日なのかわかりにくです)
・視覚、聴覚、味覚などのｱﾄﾞﾊﾞｲｽはありましたが、結局は主人公が片想いを実らせるためにした努力が、曖昧に感じられてしまいました。
ﾗﾌﾞﾊﾝﾀｰの企画でしたのでその辺りにもう少しｺﾝｾﾌﾟﾄがあってもいいかな、というのはみちるの勝手な意見になります。

偉そうに申し上げましたが、自分が思っている以上に、誰かに想ってもらっているというのは、この物語の大切なｺﾝｾﾌﾟﾄであった様に思います。
これからも素敵な作品を書いて下さい。