高村爽

必然の巡りあわせ
周りの友達がどんどん結婚していって、自分だけ置いていかれたような気持ちになるのはよくわかります。

どれだけ長い間交際していてもちょっとタイミングがずれてしまえば結婚には至らないし、交際期間が0日でも結婚を決めることもある。
それって、運命に近いですよね。
結婚を決めた相手が自分の本当の運命の相手だった、と言えると思います。

都さんの会社で会っていたお花屋さん。
彼は都さんのことが気になっていたけれど、あのバーで婚姻届を持った都さんに巡り合わなければ諦めていたのかもしれません。
偶然が重なり合って出会いが生まれる。
「この世に偶然なんてない。あるのは必然だけ」ともあるけれど、その言葉通りだとしたら、どんなに遠くにいてもどれだけ離れていても、いつか出会うようになっているのでしょう。

都さんと友哉はまさにその運命の相手。
だからこの先の未来、2人で歩んでゆくのでしょう。