さなぎ

独特の世界観と背徳感
教師と生徒。
背徳感の漂うストーリー展開の中、ゆったりと、だけど、歪感を漂わせながらも、紡がれるストーリー。
短編の中に、これだけの世界観を出せるということに脱帽です。

教師でありながらも、不良教師と言える小林先生。
そして、そんな小林先生に想いを寄せながらも、それを隠している紗菜。
だけど、二人だけの部室で、二人は秘密でキスを交わす。
そこにどんな想いがあるのか紗菜は知らない。
好きだけど、言ってはいけないと知っている。
別に気にしていないというようにポーカーフェイスを装っている紗菜。その裏に隠されている想いがわかるだけでに、とても切なかったです。
だけど、それと共に、とてもドキドキさせられました。

とても、大好きな作品です。