KAL

平衡感覚を失う恐怖
タイトルの通り、紅い鳥とは一体何なのか?

死ぬ直前に紅い鳥と出会ってしまうと、かならず不運な最期を遂げてしまう者たち――

そして本の存在。

紅い鳥に興味を持った人たちが次々と死んでいき、傍には紅い鳥と、体内には紅い羽。

その描写がものすごく怖くて、むごい死に方だけれど陰惨ではなく、純粋な恐怖を感じました。

最後に紅い鳥とは何なのか、という結末までに至るのですが…

紅い鳥とは救世主なのかはたまた破滅者なのか?

読んでいるうちに身体が揺れているような錯覚に襲われて、ちょっと怖かったです(><)

とても読みごたえがありました1