瑠愛

十代の脆さと儚さ
憧れの、剣道部の素敵な曽我センパイ

帰宅部ギター少年の毒舌、椎

主人公と、この二人との揺れ動く心の関係
それがコミカルに、だけど切なく
迫力のある言葉とともに描かれていました

「好き」だという気持ちが
とても純粋に、そして揺るがないものとして表現される作品が多い中

「誰が一番好き」だとか
「誰が自分を一番好いてくれてる」とか
そういうものがわからない、十代だからこそ悩み迷う様子が描かれていたことが

とても斬新で、だけどリアリティがあり、とてもよかったです

椎の気持ちに気付いて、モヤモヤとしてしまう主人公の想いも

最後にセンパイの試合を見に行って、先輩とのこれからに心躍らせる主人公の想いも

全部、どれが正しいとは言えない
だけど、“ひとつ”を選ばなくてはならない

形がなく脆いもの

それこそが青春であり
それこそが十代の恋だと思います

ラストの作者さまのメッセージ
とても心に残りました

十代を過ぎた読者さまにも、おすすめしたい作品です!