ゆず

所詮どころじゃなく胸きゅん!
剣道部の部長でまさにブカツ男子!な先輩と

ちょっとガサツで不器用な椎。

そんな二人の間で揺れ動く主人公。


コメディータッチに描きながら、しっかりと読ませてくれる作者の世界観は、安心して浸れてしまう。

揺れる乙女心を、繊細に書き表したかと思えば、

思わず吹き出してしまいそうなセリフで笑わせてくれる。

飽きることのない展開で、読者を放さない。

個人的に椎くんと…なんて願ってしまったが、

女子高生らしい憧れの君との道を選ぶあたり…

またそこも所詮…なのかもしれませんね。

だけど、最後の余韻を含ませた終わり方が、しょせんから始まる

大人への階段を思わせる。


もしかしたら、あの後
また椎と

向き合う時間がおとずれるのかもしれません。


迷うことも青春だ!そんな熱い気持ちにさせてくれた作品。

文章力はさすがの一言!
おすすめです♪