清乃
軽い読み口
まず誤字のご報告をいたします。16P「始めまして」→「初めまして」 49P始めから→初めから 96P周返→周辺 288P蛇具時→(おそらくこれのことかと)蛇口
割と重いテーマが軽い読み口で書かれている。
それは長所であり短所である。読みやすい、という面では長所でありテーマの重さを重さとして伝えられない、という意味では短所になる。主人公の苦悩は全く苦悩として読者に届かず、故に最後のオチの感動もいまひとつ心に響かない。
これは心理描写の稚拙さである。
また主人公の語りになったり、《凛は○○だった》という、いわゆる神目線の混同や「」なのに『』を使ったりと文章のつくりかたを知らない為に読みづらさを感じた。
作者様にはもっと沢山の本を読んで文章の書き方を勉強してほしい。
ただ、発想力は自由で可能性を感じる。
自分の感性を信じつつ、さらに感性を磨く努力を惜しまないでもらいたい。
感性は個性である。
自分らしさを忘れないでほしい。
一つの作品を完結させるには大変なパワーが必要だ。執筆、お疲れ様でした。