聖凪砂

きれいな作品
小説にきれいという表現を使うのもおかしいかもしれませんが、とてもきれいな作品でした。
ただの恋愛小説というのではなく、純文学といえると思います。
一筋縄ではいかない男の子と、これまた少し変わった女の子。
ご都合主義ではない、大人の事情や恋に対しての真摯な想い。そして、そこに行きつくまでの自然な流れ。
物事すべてに決着をつけるのではなく、こういった流れの終わり方も素敵だなと思いました。