MIN
狂気の好奇心
押したいけれど押してはいけないボタン。
学校の非常ベルのボタンに似ていますが、
このストーリーでは、取り返しのつかないことになるボタンであり
それを押してしまった自分と、押されるとどうなるか分かっている自分の
両方の自分からの責め苦にあうという、非常に残酷な刑です。
なぜこんなことが許されるのか? 背景は? 実際にどうなったかの情報は?
そんな知りたいことが一切話されないことで、
より、この受刑者と同じ気分を味わえるでしょう。
ある意味、普通のホラーより恐ろしいです。
星4つは、もう少し読者側だけには情報を教えて欲しかったという点です。