小毬汐日

イジメの本質を捉える
『イジメ』問題が世間で多く騒がれる中、あえて『イジメる』側の立場からその実態を描いているのは、とても斬新だと思います。
誰もが『イジメる』立場にも『イジメられる』立場にもなりうるのだ、ということに気づかされ、また誰もが真っ黒な背景の上に綴られる陰湿な『イジメ』の現場に、少なからず恐怖を感じることでしょう。
この作品を通して、人々が『イジメ』を成立させた根本について考えるきっかけになるのではないかと強く期待します。