素敵な文学
まずこの素敵な題名から惹かれました。


この小説は一度ちらりと読んだだけでもうすぐにどっぷりとこの世界観につかってしまう、素晴らしい作品だと思います。

ストーリーに触れても、主人公の泉ちゃんが助けて貰った相手の伏線がすごく気になりますし、遠藤先輩との関係がすごく鮮やかで絶妙です。
それだけでなく、お茶会メンバーの古池先輩等の存在も物語を彩り、一人一人がキラキラ光っています。


文章体もすらすらと読めて、読後にすっきりとした爽快感すら覚えます。題名の黄昏アールグレイとこの文章がベストマッチしています。


ラストも可愛らしく、ショート好きにはおすすめの大好きな作品です。

遠藤先輩と泉ちゃんの不器用でかわいい恋を見守りたいなあって思ってしまいました。

つい、読後紅茶を飲みたくなる面白さです。