ハル
ゾクっとしました。
最初から最後まで謎のベールに包まれたまま終わってしまった気がします。
短編なので、余計な部分は省いたのかな?とも思いますが、理子がオカシイ理由だとか、暁がバツゲームで理子と無理やり付き合っている部分とか、理由づけされてあるものの、もう一声欲しかった気もしないでもないです。
ただ、短編ながらにもゾクっとするような怖さを最後の最後で引き出す魅力は素晴らしいと思いました。
人間が誰しも抱えている心の闇とか、そんなものをほんの一瞬垣間見た…そんなお話だと思います。
結局、理子は死んでしまったのか、行方不明なのか、生きているのか…
そこに触れないエンディングも、やっぱりゾクっとしました。