れいあ
幸せ
淡々と進んでいくお話。
なのに、その中には切なさ、苦さ、甘さ…
すべての要素が含まれています。
自分の子供ではないのに、育てる決意をしたタイシ。
自分の子供なのに、それすら知らない"あいつ"。
そして、周りの人に迷惑をかけたくないと願うサクラ。
それぞれが複雑に入り混じっていますが、エピローグのところでは、じんわり、ほんわり、という気持ちになりました。
たった15ページ程度のお話ですが、ここまで詰め込めた著者様の力量に圧巻です。
改めて、【幸せ】とは何か、考えさせられる作品でした。