白昼夢

ワーンシーンに詰め込まれた『切なさ』が、勢い良く溢れ出す
……そんな作品。

主観的評価ですみません。
個人的に文章も、登場人物も好みです。
なので甘口です、ご勘弁を。

主人公の切ない気持ちと、恋しい相手タクトとの心情の温度差。
その描写が見事だと思いました。
禁断愛特有のドロドロもなく、爽やか。
青春の1ページといった感じ。

唯一気になる点と言えば、背景描写がなく、『ここどこ?』と、読みながら迷子になってしまいました。
雨の描写がとても効いていたので、余計に残念でした。

以上です。