清野 遥

上手い!
まず読んで思ったのは、書き慣れているなということです。
描写にしろ言い回しにしろテンポよくスラスラと違和感がありません。
すぐに引き込まれ、400ページという長さを全く感じることなく、あっという間に読めてしまいます。大変読みやすいです。

内容も恋愛のみに偏らず、学園生活、友情なども絡ませ長編にありがちな単調さも感じませんでした。

特に上手だと感じたのは、主人公が幼馴染みを取り囲む環境を、後になり逆の立場で味わい気持ちを理解するくだりが個人的には好きでした。

後編への期待を込めて★4つとさせていただきます。