聖凪砂

一生懸命の恋
恋に仕事に、まさに一直線に頑張っている麗子さん。だけど、そこには自分の中で一生懸命に理由をつけて奮い立たせていて、読んでいてかっこいいと思うとともに、すごく切なかったです。

過去の恋の罪を自分でもよくわかっていて、それに苦しんでいて自分に自制をかけているのに、そんな彼女の気持ちをそっちのけで自分の想いをぶつけてくる嵐士に読んでいても、イライラしてしまいました。『お前が全部の原因だろ!』と。
だからこそ、久我くんの一途な想いがすごく綺麗に見えました。
もがきながらも一生懸命に前向きに突き進んでいく麗子さんがとてもかっこよかったです。