永音

嫌いな部分も、好き。
忘れられない恋……きっとそれは、誰にでも1つはあるんじゃないかなと思います。
別れたはずなのに過去の恋が頭を過ぎるのは、避けて通れない道ですね。

この作品では、出会いのタイミングの重要性を感じました。
亜美がもし帰郷していなければ、直人に再び会えなかった……
亜美があそこでドリンクを口にしなかったら、あのような再開の場面はなかったでしょう。
短編という限られた中で、そういうものが繊細に描かれていたのが、良かったと思います。

個人的なことですが、私は直人くんの性格、大好きです。
口調、そして突発的な行動に、キュンとしてしまいました。
他の作品も覗かせて頂きたいと思います。