はるか
今まで読んだケータイ小説中で最高
リアル鬼ごっこに近い匂いがありましたが、独自のストーリー性がかなり高くて素晴らしいです。
それでいて文章も難解でも幼稚でもなく、まとまりがあって良かったです。
ただ残念だったのは、まとまりがありすぎてサラサラと流れ過ぎてしまった感じがやや見受けられました。
それと同様の理由で最後のクライマックスのスピードある、畳み掛けるような仕上がりは良好なのですが、全体が流れ過ぎるため、イマイチ新鮮味が薄い感じがします。
どうせなら、クライマックス以前の部分の情景描写をこってりさせるなどして、緩急の工夫をもう少しつけて欲しいと感じました。
これほどの高い水準のケータイ小説を読んだことがありません。
次の作品を期待してます。