玖妙夢堂

最終連の余韻が魅力☆
負に傾く様々な想いが,呼びかけや問いかけ,モノローグという馴染みやすいリズムで綴られている。
作者本人が未咀嚼のままに用いたと思われるフレーズのために統一感の薄れた数篇はあるものの,多くに共通する最終連の余韻は,作者自身のココロと読者のココロの共通項を刺激し,それが各篇を魅力的に仕上げている。