NOEL
甘くて楽しいが、残念
ヘタレな佐藤が可愛い幼馴染み未唖が好きだが、佐藤は未唖の本性を知り、別の女いちかと恋に落ちる、
という、波瀾万丈なストーリーは楽しかったです。
けれども、佐藤のキャラがヘタレで地味というわりには、とてもそうとは思えない描写や行動に、
大きな違和感を感じ、あまりストーリーにのみ込まれない話でした。
例えば、佐藤が普通に授業をサボったり、普通に飲酒したり、学年一位だったり。
また、地味と称しながら、未唖のために身だしなみを整える冒頭や、サッカー部レギュラー発言。
それらはヘタレ、地味とは言えない行動や設定だと感じました。
まあ、最終的には甘くて、いちかと佐藤が好き合っているのがよくわかるものでしたから。
勢いで読んで行く分には十分楽しめました。
楽しい分、小さな設定が残念、ということです。
辛口で失礼いたしました。
今後の執筆活動頑張ってください。