小毬汐日

予想外な結末にびっくり!
最初の何ページかを読んだ時点で、「ああ、これはもしかしなくとも、優しそうなカレよりもちょっとイジワルなカレのほうが好きになっちゃって、最後は優しそうなカレを振ってゴールイン!みたいな展開になるのかしら」と予想していただけに、最後のどんでん返しには非常に驚かされました。そういう意味では、とても新しい小説だったと思います。
全体的に結構急ピッチで話が進んでいくので、気軽にさくっと読めていいのですが、素敵なお友だちがたくさんいらっしゃるので彼女たちを話にからめたり、城山君のキスのわけや田端君と関わるエピソードをもうちょっとだけ入れてあげると、より物語が厚みを増し、生き生きとしてくると思います。
ぜひ頑張っていただきたいです!