夏風 [完]/桜
詩を読むように流れてゆく。美しい情景と表現。とても良かったので、個人的にレビューを書かせて頂きました。りおなは小説の中に詩の一文のような表現を入れることが大好きです。でも、なかなか現実世界を幻想的に表現するのは難しいですよね。しかし、「夏風」は現実と幻想の狭間を流れる空間を上手く利用して、美しく淡彩な世界を作り出しています。現実ではありえないようで、ありえるようなそんな情景。この作品、とても好きです。