錬徒利広

好き、という脅迫状
読む者の心理をうまくとらえています。そして、研ぎ澄まされた文章で、読む者をずるずると手紙の中に引き込んでいく。
素晴らしい内容です。
しかも短いページの中で、非常に頷ける部分もあります。

特に共感できたのは、一度別れたシーン。胸をえぐり取られたような思いでした。

しかし、主題がなかなか見えてこないのと、同じ表現の繰り返しで、すこしダレてしまうような気がします。
それがこの作品の特徴であり、イイところなのかもしれませんが。

続きはあるのでしょうか。
期待させていただきます。