ニコ
続きが気になる
僕の中の理性がうなだれながら
『まだ物語の途中で書いてはいけない』
僕に忠告した
久し振りと言うのが適当だと思いながら
『だって久し振りに、ワクワクするんだよ?あの移り気な彼女が、大切に書いてる物語、続きが気になるんだ!』
シャンプーのかおりをたてる僕に理性は溜め息を吹きかけた
『怒られたって知らないから』
丁寧に書き直されながら、書かれていくお話に、はち切れそうな気持ちをおさえながら、闇の中画面をスクロールさせる。
それでも5ページまで、書かれたお話に続きが気になっていた。
『コレからの物語楽しみ!少しずつでも大丈夫だから、ゆっくりお話ししてほしい』