月野 雫

恋に臆病な青年の物語。
いつのまにか恋をしていた主人公。その戸惑いや葛藤…傷つきたくないから相手と一定の距離を保とうとする主人公の気持ちが丁寧に描かれていて、好感がもてました。また心理の移り変わりも無理なく自然に流れていくので、読んでいてストーリーにすんなり入っていけます。

物語を通して、勇気の先に光が見えるという作者様の伝えたい想いが伝わってくるメッセージ性の強い作品でもあります。

個人的には…石ちゃんの告白がうまくいった事をそして幸せを切に願います。