ドキドキ胸キュン裏生徒会
“ミラクル”と呼ばれる裏生徒会に半ば強制入会させられる主人公、彼女は各々が強いキャラクターを放つ、タイプの異なるイケメン達に挟まれて、毎日がドキドキと波乱に満ちた学園生活を余儀なくされます。
　“ミラクル”は言わば学園を支える学園の主人公グループ。
　そこで大切な仲間とトラブルや依頼を解決して行きながら発展していく恋の予感が物語に迎えさせる結末は温かい。
　男の子達は本気で向き合う恋をしていて、そんな彼等から一人を選ばなくてはならない。恋の行方は一体どうなるのか。
　この物語を読んで一番素敵だと思ったのは、勇気を振り絞った告白が実らずに屈折してしまった男子にかける翼くんの言葉です。
　真っ直ぐな想いだから、本気で勇気を振り絞る。
　やっとの事で気持ちを言葉にしても、それが受け取ってもらえない事だってある。
　そんな時、翼くんは言います。
「好きならもっと真っ直ぐぶつかれよ。たかが一回拒否されたくらいで挫けんな」
　読んでみて下さい。表面的な面白さの中に内面的な大切さがあります。
　小説は人と同じ。話をしてみるまで、読んでみるまで、その素敵さは分からないものですから♪