吸血姫と王子様/誉
愛と哀しみの物語絵のようでそして叙事詩の如くリズムの良い文章に紡がれるのは、魔界と人間界との哀しい物語。遠い未来でその物語を吟遊詩人が謳っている、そんな光景が見えるような気がしました。個人的に、文字色に頼るのはあまり好きではないのですが、とても綺麗に纏まった作品だと思います。ラストの締めも良かったです。