福子

追憶というベール
純粋でまっすぐな心。

彼女は、なぜ、彼を助けたのだろう…。


愛しているから。


確かにそうだろうと思う。

でも――

彼女にしか解らない、もっと大きな思いも、あったのではないかと、私は思う。

よくある話、なのかもしれない。

でも、優しい言葉は、心も優しくしてくれる。

心の傷は、いつしか、追憶という甘いベールに包まれて、大切な思い出という写真に変わり、心のアルバムに綴じられる。

そんな優しさが伝わる作品でした…。


ありがとうございました。