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夏生めのう
2021年3月12日
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「私を置いて、逝かないで」「くそ餓鬼。いい子にしてろ」
ただ儚く君を想う/弍
/桜樹 璃音
壬生浪士組の一員として、幕末という激動の時代を駆け抜けようと決めた璃桜。 一生懸命に歴史に抗っても、残酷に廻っていく時計の針。 「……私を置いて、逝かないで」 「くそ餓鬼。いい子にしてろ」 叶わなくても届かなくても。 ただ傍にいることができるなら私は何も望まない。 私は貴方を護るって、そう決めた……。 笑いあり涙ありの新撰組の物語、ただ儚く君を想う2巻。
時代・歴史
連載中 384ページ
ああ、駄目だ。如何しても口調がきつくなってしまう。誤魔化す様に歳三に背を向ける。私が手を伸ばした桶の中では、水が波立って小松菜がゆらゆらと揺れる。
368ページより
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