高校生の時に気持ちのない相手と一度だけの関係を繰り返していた工藤武(くどうたける)
その、快楽に溺れながらも、虚しい気持ちで学生時代を過ごしてきた。
大人になり、浮つくことは一切やめて、仕事に専念していたが、そんな彼を気に入ったある人から、自分の孫娘をもらってくれと頼まれる。
口数が少なく、自然に恋することなど諦めていた武は、写真をみて二つ返事をした
何故かお互いに惹かれ合うが、お互いに気持ちを隠しながらも入籍をした二人
それから工藤 武 21歳と、花奏(かなで) 25歳の新婚生活が始まって約半年
お互いに気持ちが見えた時、時代が違う物語が見えてきた
遠い昔の物語が、二人を通して見えてきた
昔から、今に繋がる物語―――――
二人はいろんな愛の形を目の当たりにする