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by
LUNA
2022年3月2日
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6年越しの春を、繰り返そうとしている
不器用な残春
/常世かくり
高校時代、憧れの的であった先輩と会話をしたのはたったの2回。どちらも、朝の電車で。 「これ、預かっといて。」 先輩は何故か私に第二ボタンを預けた。 そのまま6年の月日を経て、先輩は芸能人として私の前に再び現れた。 「やっと、逢えた」 私たちは、あの頃と同じ不器用な春を、もう一度、繰り返そうとしている。
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連載中 143ページ
その冷め切った瞳は、春を迎えられない冬止まりの冷たさを孕んでいた。
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