高校時代、憧れの的であった先輩と会話をしたのはたったの2回。どちらも、朝の電車で。「これ、預かっといて。」先輩は何故か私に第二ボタンを預けた。そのまま6年の月日を経て、先輩は芸能人として私の前に再び現れた。「やっと、逢えた」私たちは、あの頃と同じ不器用な春を、もう一度、繰り返そうとしてい…もっと見る