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中山史花
2022年8月31日
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today【完】
/三月
私が私の宝ものになる日はこない。 だけど手放した花びらが、真っ白な柊ちゃんに優しく降りそそいだとき、泣いていた16歳の柊ちゃんが笑った。
青春
完結 40ページ
祈ると高く舞いあがり、花びらのなかで16歳の柊ちゃんが笑う。首を折って泣いていた、あの夜の柊ちゃんが笑う。そんな幻を、私は自分のためだけに見た。
40ページより
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